水鳥と湿地と人とをつなぐ漫湖は水鳥の国際空港&市民の憩いの場
英語名 | Manko |
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登録日 | 1999年5月15日 |
面 積 | 58 ha |
湿地のタイプ | 河口干潟、マングローブ林 |
所在地 | 沖縄県那覇市・豊見城市 |
座 標 | 北緯26度11分、東経127度41分 |
標 高 | -0.5 m |
国際登録基準 | 2 |
保護の制度 | 国指定漫湖鳥獣保護区漫湖特別保護地区 |
漫湖は、那覇空港に近く、那覇の中心市街地に向かう途中のモノレール(右手、東側)からも一望することができ、また、空港へ向かうまでの少しの時間を利用して訪ねることもできます。また、漫湖水鳥・湿地センターでバードウォッチングや干潟木道散策などを楽しむことができます。
漫湖は水鳥たちの楽園とよばれるほど多くの水鳥がみられます。これまでに、約200種の鳥類が観察されており、チュウシャクシギ、ムナグロなどのシギ・チドリ類を中心に約100種の水鳥が観察されています。また、クロツラヘラサギやコアジサシなどの絶滅危惧種もやってきます。
水鳥たちの餌ともなるカニ、貝、ゴカイの仲間など、様々な底生生物が生息しています。色鮮やかなシオマネキ類や、夏になると干潟を埋め尽くすほど多くみられるヒメヤマトオサガニ、その他、日本では漫湖でしか見つかっていないモモイロサギガイも確認されています。
漫湖は、中国北部やシベリア、アラスカなどから日本を経由して、東南アジア、オーストラリアなどへ 渡っていく鳥たちの渡りのルート上にあるため、渡り鳥たちのエネルギー補給の中継地、越冬地として重要な役割を果たしています。
情報提供:那覇市・豊見城市
漫湖水鳥・湿地センターに併設された木道からは、春から夏にかけて、繁殖期で賑わう底生生物の活発な様子が観察できます。また、秋から冬にかけて、冬羽に衣替えした多くの渡り鳥が観察でき、季節ごとに楽しめます。
漫湖水鳥・湿地センターウェブサイト「漫湖のみどころ」情報提供:那覇市・豊見城市
近隣の漁港からは、ノコギリガザミ漁をする船が出ています。漫湖でとれたノコギリガザミは那覇市内の公設市場でも購入することができます。
第一牧志公設市場情報提供:那覇市・豊見城市
漫湖水鳥・湿地センターでは、毎年期間限定で汽水域の魚を展示しています。いつ、どんな魚に出会えるかはお楽しみ。興味がある方は、ぜひ、漫湖水鳥・湿地センターまでおこしください。
漫湖水鳥・湿地センター情報提供:那覇市・豊見城市
湿地の生物が豊富な漫湖の自然に触れ親しんでもらおうと、毎年夏休みに「漫湖でやる自由研究」を合言葉に、「漫湖自然学校」を開催しています。今では、受付開始してすぐに予約でいっぱいになるほどの大人気のイベントです。
漫湖水鳥・湿地センターウェブサイト「イベント情報」情報提供:那覇市・豊見城市
「タッチ・デ・カンチ」は、指先ひとつで実際にマングローブ林内を探検しているような感覚で生物探しができるオンラインコンテンツです。画面を見回しながら干潟の環境や生物について楽しく学べる、新しい生物観察をぜひご体験ください。
■バーチャルツアー「タッチ・デ・カンチ」webサイト情報提供:那覇市
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