東京都初ラムサール登録!!「日本有数の野鳥の飛来地、海洋生物の宝庫 葛西海浜公園」
英語名 | Kasai Marine Park |
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登録日 | 2018年10月18日 |
面 積 | 367 ha |
湿地のタイプ | 干潟 |
所在地 | 東京都江戸川区 |
座 標 | 北緯35度38分、東経139度51分 |
標 高 | -4 m~+4 m |
国際登録基準 | 4、5、6 |
保護の制度 | 国指定葛西沖三枚洲鳥獣保護区葛西沖三枚洲特別保護地区 |
渡り鳥の楽園として、ラムサール条約湿地登録の基準を満たす水鳥のスズガモ、カンムリカイツブリ、希少な鳥類では、クロツラヘラサギ、ホウロクシギなどが飛来し、登録エリアでは、数万羽の渡り鳥が滞在する都内随一の野鳥観察スポットとなっています。干潟では、準絶滅危惧種のトビハゼをはじめ、二枚貝類、甲殻類、多毛類など多くの生物が生息しています。
かつて葛西の海では、海苔養殖や沿岸漁業が盛んに行われていました。しかし、東京への人と産業の集中、工場からの排水などによって、水質の悪化や地盤沈下が起こり、海は暮らしから遠いものとなっていました。その後、豊かな自然と都市機能が調和したまちづくりを目的とする、埋立てや開発が行われました。加えて、様々な住民活動により素晴らしい環境がよみがえり、今日では、生物が育つ場として重要な役割を担っています。自然環境の復元により、多種多様な生物とふれあったり、海の魅力を体感することができます。
葛西海浜公園は、都心からの交通アクセスがよく、周辺施設も充実しています。環境学習・体験、バードウォッチング、生きもの観察会をはじめ、海水浴体験や潮干狩りなどの海辺のレクリエーションが、葛西海浜公園や様々な団体により開催されています。また、自然豊かな環境の保全を目的に、「西なぎさ」だけでなく、普段立ち入ることのできない「東なぎさ」においても、定期的に清掃活動が行われております。地域団体やボランティアの方と一緒に、一般の方も参加することができます。
1年を通して様々な団体による植物・鳥類・魚類・底生生物の自然観察会が行われています。湿地の生態系を学び、自然を親しむ機会となり、子どもから大人まで楽しく環境学習ができます。絶滅危惧種などの貴重な生物に出会えるかもしれません。
情報提供:江戸川区
葛西海浜公園西なぎさでは、夏休み期間を中心に「海水浴体験」を実施しています。週末には海で楽しめるイベントも開催しています。 また、暖かい季節には「潮干狩り」もでき、干潮時には遠浅の干潟が広がり、アサリなどの貝類の生きものを探したり、ヤマトオサガ二やチゴガニなども見つけることができます。 ※「潮干狩り」には用具や採取量に制限があります。
情報提供:江戸川区
施設名:葛西海浜公園
URL:東京都港湾局 https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/kanko/park
URL:公益財団法人 東京都公園協会 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index027.html
施設名:葛西臨海公園
URL:公益財団法人 東京都公園協会 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index026.html